楽天ポイントがたんまり貯まる年会費永年無料の楽天カード。
審査も優しく主婦や学生でも持ちやすい人気カードですが、年会費無料のカードながら、実は海外旅行保険も付帯しています。
しかし、あなたの身に万が一盗難事故やケガが発生しても、単に楽天カードを持っているだけでは保険を受けられない可能性があります。
世界30ヶ国旅行で地獄を見た私のみたいにならないよう、海外旅行保険の適用条件だけでも必ず知っておいてください。
楽天カードで海外旅行保険が適用される条件は?各楽天カードの保障内容は?申請方法や注意点など、1から10まで徹底解説していきます。
海外でケガをしたりすると、日本の医療よりも莫大な治療費が掛かるので、楽天カードの海外旅行保険に頼るのであれば必見です。
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ほとんどの楽天カードは利用付帯!保険は自動適用されない!
これは第一に知ってほしいのですが、年会費無料の楽天カードのほとんどの海外旅行保険は利用付帯ということ。
利用付帯というのは、日本を出国する前に旅行代金やツアー費用を該当するクレジットカードで決済していないと保険が適用されない、というものです。
具体的には以下の楽天カード7種類です。
これらの楽天カードは利用付帯となり、海外旅行保険の補償内容もすべて同じです。
楽天カードの種類 | 上記6種の楽天カード (楽天ゴールドカード含む) |
---|---|
付帯条件 | 利用付帯 |
傷害死亡 | 2,000万円 |
後遺障害 | 80万円~2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 200万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 20万円 |
家族特約 | なし |
補償期間 | 90日間 |
これらの6種類のカードは付帯条件が利用付帯となっているので、後述する特定の対象物を出国前に決済をする必要があります。
年会費が掛かる楽天ゴールドカードも海外保険内容は変わらず!
楽天ゴールドカードは年会費が税抜2,000円掛かりますが、海外旅行保険内容は他の年会費無料カードと変わらず、さらに自動付帯ではありません。
国内空港ラウンジを無料で利用できたり、楽天市場でポイントが倍増する便利なカードですが、海外旅行保険については特に増強されていません。
あなたが楽天ゴールドカードを持っていた場合、取得を考えていた場合は注意してください。
旅行前に楽天カードで決済すると保険が適用される
前述の通り、楽天カードで海外旅行保険を受けるには、以下のどちらかの条件を満たす必要があります。
・旅行で利用する予定の航空機、鉄道、バスの代金
・参加するツアーの旅行代金
どちらか一方でも楽天カードで決済すれば、その旅行において海外旅行保険が適用されます。
日本を出国する以前という条件が肝であり、出国してから海外のバスや鉄道をカード決済しても、保険の対象とはなりません。
しかし、日本を出国する以前に上記の公共交通機関を一部でも利用をすれば、保険が適用されるようになります。
例えば、自宅から空港までタクシーを利用した場合、そのタクシー代金を楽天カードで決済してしまえば、旅行代金の一部としてみなされます。
バスや飛行機を利用した場合も同様です。
適用条件が楽天カード公式に載っていたので、具体的な利用例も添えてまとめてみました。
出国前の交通手段 | 利用シーン |
---|---|
電車 | ・成田空港行きの成田エクスプレス乗車代 ・自宅→空港までの乗継の一部乗車代 ・羽田空港に向かうための新幹線の乗車代 (新幹線の特急券のみの場合も含む) |
バス | ・羽田空港行きのリムジンバス乗車代 ・自宅→最寄り駅までのバス乗車代 |
タクシー | ・自宅→空港までのタクシー代 ・自宅→最寄り駅までのタクシー代 ・空港最寄り駅→空港までのタクシー代 |
航空機 | ・地方空港から成田空港までの航空券代 |
出国前の海外旅行代金 | 支払い料金例 |
海外航空券 | ・渡航先への航空券 ・目的地までの乗継便の航空券 |
海外ツアー | ・旅行代理店で予約した海外パックツアー料金 |
出国前に海外パックツアー代金を楽天カードで決済しておけば、海外旅行保険が適用され、ついでに楽天ポイントも貯まります。
あるいは一部代金を楽天カードで決済するだけでもOKです。
例えば、日本からイタリアへ行く場合は乗継が必要で、
日本(出発国)→オランダ(乗継)→イタリア(目的地)
となるのですが、日本→オランダ→イタリア全ての航空券の代金を楽天カード決済せずとも、日本→オランダの乗継便だけ決済すれば保険が適用されます。
この時も出国前という条件を守る必要があり、日本で乗継航空券をあらかじめ決済しておかなければなりません。
旅行当日に楽天カードの保険が適用されていなくても取り返しがつく!
待ちに待った海外旅行の日!となった時に、
旅行費用に楽天カードを一切使ってなかった!
と、保険が適用されないことに気づく事もあるかもしれません。そんな時でも全然大丈夫なので安心してください。
なぜなら一部代金を出国前に決済すれば良いだけなので、国内移動用の公共交通乗用具、つまりはバス・タクシー・電車の運賃に楽天カードを使えば解決します。
しかも1円でも決済すれば保険の条件を満たせるので、当日朝に気づいても全くあせることはありません。
新幹線や鉄道料金をカード決済するなり、タクシーを掴まえて少し走ってカード決済するなり、当日1回でも利用実績を作っちゃいましょう。
当日の利用実績を作れる公共交通機関の一例
成田空港行きの成田エキスプレス・上京するための新幹線の切符、これらもすべて楽天カードで決済できます。
京成スカイライナーの切符は、各販売所(上野・西日暮里・成田空港の乗車券販売カウンター・JTBなどの旅行代理店)で楽天カード決済ができます。
成田空港・羽田空港に発しているリムジンバスも、東京シティエアターミナル、横浜シティエアターミナル、新宿駅西口、成田空港、羽田空港のリムジンバスカウンターで楽天カードで決済できます。
上記のどれにも頼らない場合はタクシーを利用することになりますが、初乗り料金は東京23区なら1052mまで410円です。
つまり、最低410円出せば利用実績を作れます。
出国前の決済内容によっては一部代金を支払っても保険が適用されない!
下記の出国前に保険が適用される内容以外の出費を楽天カード決済しても、海外旅行保険は適用されません。
楽天カード公式記載の対象外となる決済は以下の通り。
公共交通乗用具以外の移動手段 | 利用例 |
自家用車 | ・空港までのガソリン代 ・空港までの高速道路料金 ・空港の駐車場料金 |
レンタカー | ・国内でのレンタカー利用料金 ・海外でのレンタカー利用料金 |
その他の出費 | 利用例 |
国内・海外宿泊料金 | ・海外出発前に空港近くに宿泊した料金 ・海外でのホテル宿泊料金 (企画旅行ではなく、手配旅行となるため) |
空港利用税 | ・空港利用税を決済した場合 |
マイカー所有者なら、自家用車で空港までドライブしたり、他の家族にタクシー代わりに送ってもらうということもあると思います。
が、この時に発生したガソリン代や高速道路のETC料金、空港の駐車場などの出費を楽天カード決済しても保険は適用されません。
自家用車は公共交通乗用具ではないので、その費用は保険適用の対象外になると覚えておいてください。
レンタカーに関しても、レンタカー利用料金はもちろん、ガソリン代や駐車場代も対象外となります。
ホテル・宿の宿泊料金についても注意してください。
海外のホテルを出国前に楽天カードで決済していたとしても、そもそも宿泊料金自体が保険適用の対象外なので、当然付帯しません。
また、海外出発前に空港近くのホテルを利用した場合も、その宿泊費用も保険の対象外となります。
このように自家用車の出費や宿泊料金など、旅行者にとってありがちな出費が一部対象外とされているので、必ず把握しておいてください。
支払いを証明するための領収書は取っておくべし!
保険の適用には上記の出国前の決済も必要ですが、もう1つ大事なのは、利用明細・領収書を用意することです。
これも請求に必要な書類の1つとしてガイドに記載されています。
乗り物利用やツアー代金を支払った領収書など、いちいち手元に保管しなきゃと考えがちですが…
実は楽天カード会員なら誰でもアクセスできる楽天e-NAVIに、利用代金請求明細が残っていれば、それを証明の手立てとして使えます。
あとは保険を申請する際に、保険デスクの担当者に利用履歴が残っている旨を伝えれば、事実確認後に領収書の類と見なされて手続きが進みます。
紙の明細でも良いのですが、万が一無くした場合でも楽天e-NAVIで証明を引き出せるので安心してください。
ただし楽天e-NAVIの履歴は、過去13ヶ月以内の明細までしか閲覧できないので、消えるのが不安なら印刷なりで保管しておくのを推奨します。
この利用明細画面を印刷もしくはスクリーンショットを取っておけば、保険申請手続きも円滑に進むので覚えておいてください。
楽天カードでの保険適用は一部決済・支払いの証明の用意、この2点を守ればOK!
①楽天カードで出国前に一部支払いを決済
②その決済を証明する書類の用意
とりあえず出国前にタクシーを利用するなり鉄道を利用するなりで、①の利用付帯の条件を満たすことが先決です。
楽天カードで保険を適用させたい場合、この2つのポイントに気をつければOKです。
海外旅行保険はこんなケガや病気が起こったら適用される!
楽天カードの海外旅行保険に頼るのであれば、どんな事故病気に遭ったら保険が適用されるのか?ということも覚えておくと良いでしょう。
楽天カード公式にも書いてありますが、抜粋します。
保険の種類 | 主に補償の対象となる状況 |
傷害死亡・後遺障害 | 事故の日を含め180日以内に死亡、あるいは身体に後遺症が残った場合 |
傷害治療費用 | 旅行中に事故に遭いケガをして、医師の治療を受けた場合 |
疾病治療費用 | 旅行中あるいは旅行後48時間以内に発病し、 かつその期間の間に医師の治療を受けた場合 |
賠償責任 (免責なし) | 旅行中に偶然の事故で他人をケガさせたり、 物を壊して法律上の賠償責任を負った場合 |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 旅行中に持ち物(カメラや宝石など)が破損、あるいは窃盗された場合 |
救援者費用 | 旅行中のケガや病気で、本人のために親族が救援者として支援しに行く場合 |
大まかに書きましたが、これらの事故・病気にあたる事由が発生した場合、楽天カードの海外旅行保険の範囲内で補償されます。
楽天プレミアムカードなら自動付帯化・保険内容もグレードアップされる
楽天カード・楽天ゴールドカード・その他楽天カードは利用付帯ですが、楽天プレミアムカードなら自動付帯に変更されます。
そして保険内容自体も充実されるので、さらに安心感が高まります。
楽天カード | 楽天プレミアムカード | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡 | 2,000万円 | 自動付帯:4,000万円 利用付帯:1,000万円 (合計5,000万円) |
後遺障害 | 80万円~2,000万円 | 自動付帯:160万円~4,000万円 利用付帯:40万円~1,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 300万円 |
賠償責任 (免責なし) | 2,000万円 | 3,000万円 |
救援者費用 | 200万円 | 200万円 |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 20万円 | 自動付帯:30万円 利用付帯:20万円 |
家族特約 | なし | なし |
補償期間 | 90日間 | 90日間 |
さらに楽天プレミアムカードならプライオリティ・パスも無料で付帯され、全世界1,000箇所以上の空港ラウンジを利用できるようになります。
海外旅行保険が自動付帯化・保険内容の充実に加え、世界中の空港ラウンジを楽天の庇護のもと、快適に利用できるようになるのは魅力です。
楽天ブラックカードはさらに保険内容充実&会員以外の家族もカバー
楽天最上位カードということで、楽天プレミアムカードよりもさらに海外保険内容が充実します。
最大の魅力は家族特約が拡張され、なんと楽天カードを持っていない家族に関しても保障の対象となります。
それでいて保険内容は、主である楽天ブラックカードの所有者となんら変わりないので、この1枚で家族全員を保護できます。
プレミアムに付帯してきたプライオリティ・パスも付帯している他、旅行以外でも多くの特典が用意されています。
楽天ブラックカード詳細は以下の記事にて徹底解説しています。

まとめ!年会費無料でこんな保険が付くカードは無い
ここまで楽天カードの海外旅行保険に付いて見てきましたが、このカードは保管以外にも非常にメリットがあります!
このように年会費無料のカードのにも関わらず多大な恩恵を受けることが可能です。
私の楽天カードの総合評価でも書きましたが、今回の保険以外にも楽天ポイントがどんどん貯まる最強にお得なカードです。
楽天カードで楽天市場で買い物するだけで還元率3%になります。
また、楽天サービスを使えば使う程楽天市場の還元率が上がるSPUでは、還元率最大44%にする事も可能です。
しかも入会&利用キャンペーンで8,000ポイントが貰えるというのも魅力です。
もしあなたがまだ楽天カードを持っていないのであれば、申し込む込まないは抜きにして、とりあえずどんなカードなのか公式サイトを見ておくと良いでしょう!
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