クレジットカードの表面に記載されているカードの有効期限。
「もし有効期限が来たらどうすればいいの?」
「新しいカードのために何か手続きは必要?」
「更新されないこともあるのか?」
期限が迫り来るカードを持っているものの、期限切れが迫ったらこうなる!ということをイマイチ知らない人も多いみたいです。
しかし、これを知らないといざというときにカードが使えなくなってしまいます。
今回はあなたにクレジットカードの有効期限に関して解説していきます。
クレジットカードの有効期限が切れるとこうなる!
有効期限の切れたクレジットカードは使えなくなります。
もしコンビニや飲食店などで有効期限の切れたカードを提示しても利用することはできません。
カードの有効期限は基本的に5年ですが、カード会社の方針やカードを持つ本人の信用状態によって、2年〜6年程度になることもあります。
有効期限が切れそうなクレカの更新方法
クレジットカードの更新手続きは、一般的には必要ありません。
有効期限の約1ヶ月〜2週間ほど前に、カード会社から自宅に新しいカードが郵送されてきます。
簡易書留で郵送されるので、もし不在で受け取れなかった場合は再配達依頼をするか保管している郵便局に行くなどして、早めに受け取りましょう。
引っ越しした場合は必ず事前に届け出するべし
新しいクレジットカードは、転送不要の簡易書留で郵送されます。
もしカード会社に登録している住所と実際に住んでいる住所が異なる場合は、カードが自宅に届きません。
転居した際は必ずカード会社に連絡して、登録住所を新しい住所に変更しておくようにしましょう。
新しいカードで変更されている項目はこの1点
古いカードと更新されたカードは、何が変わっているのでしょうか?
変更されているのは有効期限だけで、カードの番号は変更ありません。
また、カード裏面・署名欄の右上に印字されているセキュリティコードが変わっている場合もありますので、確認してみましょう。
受け取った日以降は新しいカードを持ち歩いてください。
有効期限があるのはなぜ?大事な3ポイントの理由
そもそも、なぜ有効期限があるのでしょうか。主な理由は3つあります。
カード自体の劣化によって使用できなくなるのを防ぐため
カード自体の素材は、プラスチック製の本体と、磁気テープ、ICチップなどで構成されています。
それぞれ耐久性のある素材ではありますが、数年使用しているとプラスチックが曲がってきたり磁気テープの反応が悪くなってきたりと、どうしても劣化してしまいます。
極まれなケースとして、ある日突然カードを読み取ってもらえなくなった!ということになり、後日に磁気によるカード破損だったと判明することもあるみたいです。
あるカード会社のカスタマーサポートに電話で問い合わせたところ、「そういったケースもある」という回答を得られたことがありました。
不測の事態を防ぐためにも、一定の有効期限を設けることによって、定期的にカードを交換して快適にカードが利用できるように工夫されているのです。
不正利用防止などのセキュリティ強化のため
クレジットカードはあなたの財産とダイレクトにつながっている重要なものですので、カード会社は日頃からカードのセキュリテイ技術を向上するよう努力しています。
カードの有効期限ごとに最新の防犯機能を備えたカードに変えることで、スキミングによる情報漏えいや悪質な不正利用などから利用者の財産を守っているのです。
カード利用者の再審査のため
クレジットカードをつくるときには審査があります。
審査に合格したからこそクレカが作れたわけですが、審査後に借り入れ状況や信用情報が悪化する利用者もいます。
もし返済してもらえなくなったら大変です。
そのため、カード会社は有効期限が来るごとに利用者の個人信用情報を再度確認し、他社での借り入れ状況や返済状況などを確認しています。
もし借り入れが大幅に増額していたり、自己破産や長期滞納などの履歴があるなど「支払能力に問題がある」と認定されてしまった場合は、新しいカードを郵送しないことでカードの更新を拒否することができるのです。
カードをまったく使わないと解約になることも
実は、カードを作ってから1年以上使用歴がなかった場合、カード会社の判断でカードが更新されず自動解約になることもあります。
カード会社はカードを発行しているだけでコストがかかっています。
カードを長期間利用しない顧客は、「カードを利用する気がない」と判断されて、カードが更新されなくなってしまうのです。
あまり利用しないカードでも、1年に1度は利用しておくと安心ですね。
カード更新時にあなたがやるべき3つのこと
有効期限の新しいカードが送られてきた!その時あなたがやるべきことは?
以下の3ポイントだけは必ずやるようにしましょう。
カード引き落としをしているサイトの情報更新
生活に必要な光熱費や日用品など、クレジットカードで定期的に引き落としをしている方も多いと思います。
各サイト上で登録しているクレカ情報のうち、有効期限が自動で更新されるサイトと、自分で有効期限を更新しなければならないサイトがあります。
自動で更新してくれるサイト
主に電気やガス・水道などの光熱費、携帯電話やプロバイダなどの通信費です。
これらのサービスサイトには、カード会社が直接連絡をしてくれるので、自分で更新する必要がありません。この手続きを「洗い替え」といいます。
自分で有効期限情報の更新が必要なサービスサイト
楽天やAmazonなどのショッピングサイトです。
カード会社からの連絡はありませんので、新しいカードが届いたら、速やかに登録してある有効期限を最新のものに変更しましょう。
一番危ないのは、洗い替えの対象と勘違いしていた支払いのカード払いができず、延滞料金がかかってしまうことです。
延滞すれば事故扱いにもなりかねず、将来のクレジットカード周りの審査に大きく響くことになります。
カード引き落としをしているもので、支払額の大きなものは特に注意して、事前に洗い替えの対象になるのか事前に確認しておきましょう。
新しいカードにサインをする
新しいカードが届いたらまずやることは、カード裏面の署名欄にサインすることです。
サインせずに利用すると、万が一紛失や盗難にあった場合に、紛失保険や盗難保険が下りなくなる可能性が高くなります。
忘れずにサインするようにしてください。
古いカードは必ず破棄する
新しいカードが届いたら、古いカードは速やかに破棄してしまいましょう。
捨てるときは、個人情報が入っている磁気テープ部分やICチップ部分にはさみを入れ、カードを分断します。
そうすれば、まれにカードが誰かに拾われた場合でも悪用される心配がありません
そのまま捨てるのだけは絶対に避けましょう。
よく使うカードは有効期限をチェックしておこう
・新カードが届いたらその日から使う
・楽天やAmazonでクレカ番号を更新しておく
・新カードにはサインをしておく
・古いカードは正しい方法で必ず処分する
クレジットカードの有効期限切れは忘れたころにやってきます。
よく使っているカードが期限切れになったときに慌てないように、日頃から期限をチェックして、カード情報の更新は早めに対応するようにしましょう。
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